同じ「混雑している電車」なら、オレは朝の通勤ラッシュのほうを選ぶわ。

以下、満員電車についての愚痴です。


今日の夕方、遅延のせいで東西線がすごい混んでたんだ。もう朝のラッシュ並みに。しかも乗り心地はラッシュ以上に悪かった。だから我慢できず、「もうこんなの乗ってらんねぇ」と思って門前仲町で降りて帰ってきた。


朝のラッシュって、ぶっちゃけ非人間的。たくさんの人間が殺伐とした空間に整然と詰め込まれ、揺られ揺られて各々の目的の駅を目指す。移動というよりは、輸送や運搬に近しい。


でもね、乗車している人のほとんどが「満員電車に乗るノウハウ」を共有しているんだよ。対面した状況にならないように方向を考えて立ったり。奥のほうまで詰めたり。つり革をちゃんと掴んだり。降りたい人を降ろしてあげるために一度ホームに降りたり。殺伐としていておよそ非人間的な空間ではあるけれど、みんなその場に最適化された行動をしている。


今日の夕方の電車はそれとは違った。当然ながら朝に比べるとしゃべっている人が多い。別にしゃべるのは全然OKなんだけど、でもしゃべってる人たちって得てして「お互いしゃべるのに適した距離感」を守ろうとするので、朝の満員電車ほどは詰めない。デパート帰りのご婦人もいる。満員電車のノウハウを知らない。揺れに対しての対処が甘い。


朝の満員電車と比べるとおよそ人間的な空間なのだろうが、最適化された行動をしている人は多くないわけで。快くはない。普段ならいいんだけど、今日みたいに遅延でいつもより混雑度が上がってたりすると、それが許容範囲を超えてしまう。正直乗ってらんねぇ。都心の民鉄で混雑度トップの「朝の東西線木場〜門前仲町」のほうがまだましだ。