使い捨て社会に暮らしていて

使い捨て・消費社会にどっぷり浸かってるから特に思っていなかったけど、「誰かが作って、誰か1人がそれを使って、使い終わったら捨てて、それでお終い。」ってのは、変とかおかしいとかまではいかないけれど、あまりにもその考え方が根底にありすぎている、それに傾倒しすぎているという感はある。
「いらなくなったら、それを使う人にバトンタッチする」という考え方ももっとあっていいかなと。
もしくは、「いらなくなったら別の利用方法を考えてみる」なんて考え方ももう少しあっていいかなと。


そんなことをナガオカケンメイが出てた今日の情熱大陸を見て感じた。




ナガオカケンメイのお店、気になるなあ。
でも気になるからって衝動的にお店に行って何か買うってのも、本末転倒。
確かに生活に根ざしたロングライフデザイン商品を再評価するというのはいい取り組みだと思う。
でもそれに共感したから今すぐ自分の身の回りをロングライフデザインのもので揃えるっていうのも、んじゃいままで自分の身の回りに揃えたものをゴミにするわけ?って話になる。
「捨てることを前提にした取り組み」ではない取り組みを志すならば、まず自分の持ってるものでなんとかできないか工夫するのが第一だろうと。




ナガオカケンメイという人にすごい興味を持った。
その価値観もすごい興味深い。
でもいま自分のもっている情報では、結局それを伝えるのに消費・使い捨て社会的な消費者行動を利用してしまってないか?というか、確かにコンセプトを伝えるのは有意義だけれど、消費→使い捨てという概念が根底に流れている社会においてそのコンセプトを消費の場面で促すことは、コンセプトの伝達の傍らで消費→使い捨てというものを促進してしまってるのでは?とも思えてしまう。
衝動買いの傾向が高そうなデザイナーズショップっぽい売り出し方だからなおさら。


所詮30分番組だからこの人を正確にすべて理解することはできないんで、もしかしたら思っているような人とは違うかもしれない。
ちょっと調べてみたいと思った人物でした。