いまさらだけどM-1を振り返ってみる。

 mixiとか上の振り返りとかで書いたように、今年は例年以上にM-1に私情を挟んでた。そして終わったあと、よくわからなくなった。
 まずポイズンを応援していたこと。笑い飯を応援していたこと。これは例年通りなんだけど、加えてキンコンに対して複雑な感情を抱きまして。M-1は面白い系体育会イベント。キンコンは楽しい系体育会芸人。つまり異端。決勝に出てくるまではいいけど、それが勝つのはいいのか?ふさわしいのか?と思っちゃって。個人的感情としても勝ってほしくなかったりもして。でもぶっちゃけちゃいますけどファイナル3組の中で自分が一番笑ったのはキンコンだったりするわけで。良くも悪くもキンコンに意識が行き過ぎちゃった。折り合いがつかなくなっちゃった。
 初っ端、笑い飯に600ちょいの点数が出て、「あぁだめっぽいなぁ。いやでもまだ1人目、つまり基準をつけただけだから、これ以降点数が低い可能性もある!」なんて期待を抱き。そして2人目のポイズンがあんな点数出しちゃって。3人目のザブングルにポイズンが抜かれてしまい。この時点でへこみまくり。
 んで追い討ちをかけるようにトータルテンボスに大差で笑い飯が抜かれて。さらに上で説明したように自分の中で折り合いがつかなくなっちゃってるキングコングのネタが面白くて、勝ってほしくないのに笑っちゃって、これまた大差で笑い飯が抜かれて。この時点でそりゃあもうよくわからない心理状態ですよ。
 で、あとは知ってのとおり、ハリセンボンに抜かれて笑い飯は敗退。ポイズンは最下位。ファイナルでも、自分の中で折り合いついていないキングコングに一番笑っちゃって。もう勝っちゃうのかなぁとまで思っちゃって。でもそのキンコンには一票しか入らず、サンドウィッチマンが優勝して。
 もうね、よくわからない。あまりに意識が行き過ぎてフラットに笑えなかった。結果から自分の笑いのつぼと審査員の笑いのつぼがまったく違うことがわかっちゃった。ブログで感想をざっとみたら納得してる人、審査結果を賞賛してる人が多くて、自分が傍流、異端であることを思い知った。第2回からM-1見てるけど、こんなに心の底から笑えなかったのは初めて。終わったあともこんなに心に引っかかってるは初めて。
 あんだけ事前から触れて、決勝の出演順が出たとき久しく更新してなかったmixiにも書いたりして。終わったあとに自分は当然感想をブログになりmixiになり書くんだろうなと思ってた。でもmixiに書いたあんな内容で限界だった。ちゃんとは書けなかった。こんな心理状態で書けるわけない。正直いまでも整理できてない。youtubeにあがってるM-1の動画を見たい気にならない。来年M-1見るのどうしようかなぁ、なんてのも頭をよぎってる。
 正月にはお笑い番組がたくさん組まれてるし、R-1もすぐはじまる。でも、来年以降どんなスタンスでお笑いを見ていくのか、自分でもわからない。