「スペシャリストとオタク」論。

注意:個人的な考えです。偏見も混じってるかもしれないです。


スペシャリストっていうと「使える人」「仕事できる人」な感じがするのに、オタクっていうと「役に立たない人」「使えない人」な感じがするのはなぜだろうか。
もしかしたら、商業的に有用なもの、人が生活しててその功績にあやかってるものを専門の対象にしているのがスペシャリストで、そうでないもの、もしくはそういうレベルに昇華するのに多大な努力とセンスを要するものを専門の対象にしているのがオタクなのかもね。
マクロ経済学を専門にしてます、とか、マーケティングに詳しいです、なんていうとスペシャリストっぽいけど、マンガに詳しいです、なんていうとオタクっぽい。
でも後者にも2種類いて、ただ単に友達との会話とかで知識をひけらかしているのはオタクだけど、例えば夏目房之介さんや岡田斗司夫さんみたいに、知識だけみたらオタクと変わらないけどTVとかで説明したりコラム書いたり審査員やったりしてる人はスペシャリストとも言える気がする。他にも大亜門先生なんかは、ジョジョオタクだと思うけどそれをうまくマンガに昇華することで「ジョジョをパロディすることに関してのスペシャリスト」にもなってる。「アキバに通ってる人」ではただのオタクだけど、例えばアキバblogの中の人なんかは「アキバに通い最新情報を記事にする人」としてスペシャリストと言えると思う。


スペシャリストもオタクもインプット・アウトプット両方しているけど、そのアウトプットが商業的に有用、誰かのためになっているのがスペシャリストなんじゃないかな。


納豆丸の記事梅田望夫さんの記事とも被る部分がかなりあったり(汗


ニッチな分野でもある程度お金が稼げるようになってる今日、言い換えれば分野を問わず全てに商業的価値や人に貢献する可能性がある今日、オタクでもその分野を極めて、アウトプットの過程で他の人に貢献できるようになれば、それはスペシャリストっていえると思う。