「勉強は質×量だ」とかいうけど、おそらくその「質」ってのは2種類あって、

何をどういうふうにやるかっていう勉強の中身に関する「質」と、
それをどんな態度でやるか、どれぐらいやる気を出すかっていう自分に関する「質」
があるんだと思う。(仮に前者を質1、後者を質2と呼ぶ)
例えば「青チャを1周やる」ってのを比較すると、
1周っていう量、青チャという質1は同じ。
でも脳への定着度に差が出るのは、質2で差が出るから。
もっと言えば、「青チャ1周」と「無名の参考書1周」でも、
前者のほうがよさそうだけど、質2次第では後者のほうがよい場合がある。
(質1以前にレベルの上限・範囲の広さが青チャ>>無名だと厳しいものがあるが。)


何が言いたいかというと、何かを勉強するとき、
量に関しては時間があれば確保できるわけだし、
質1に関してはネットで検索すればベストに近い(とされている)書籍をたやすく探すことが出来る。
つまり、質2が重要だって言うこと。



↑こう考えると、ネットの普及ってのは質2の重要性を相対的に上げていそう。
羽生さん曰く、現状は「高速道路と、その先の大渋滞」。
道筋が出来てるしネットを通して情報も簡単に手に入るから、
ある程度に達するのが昔よりはるかに早い。
でもその先にはマニュアルなんてないわけで、みんなが詰まって大渋滞。
なるほどプロとして極めるならその大渋滞をクリアしなきゃならんけど、
セミプロレベルであれば、質2次第で昔よりたやすく達成できそうである。


以上、いまさら感のあることをつらつらと。