totoと吉野家

▼行革の一環で独立行政法人の整理をしようってことで採算の取れていないものや民間でも出来そうなのをピックアップしたら、ほかの大臣から非難されたとか。その話にはそこまで興味がないって言うか、とりあえず中身見ていらないならさっさと切れよとか思うだけなんだけど、気になったのはその不採算事業にtotoが入ってたこと。行革と文科の大臣間で話し合った結果、なんか2010にもう一回考えるってことになったらしいけど、確かにこれは判断が難しそう。赤字額とか見たらそれこそバッサリ切っちゃってよさそうなんだけど、でも右肩下がりだった売り上げがtotobigブームで初年度の成績まではいかないもののそこそこ盛り返したんだよね。だからその売り上げグラフを見ただけでも来年以降も赤字垂れ流しなのか、それとも盛り返せるのか判断しづらい。
 さらにtotoの特性も加わるからなお判断が難しい。totoみたいなくじって、その性質上買う人が増えれば増えるほど配当も増えて、買う側からしたら魅力的なものになるんだよね。6億が出そうなぐらいキャリーオーバーがたまった途端に売り上げが増えてることからもわかるとおり。だから認知度がものすごい重要なんだけど、今年それが一気に高まった。ニュースで取り上げられ、実際に6億も出て、しかも6億出てもまだキャリーオーバーが十分にあるから次週も出るかもしれない状況まで起きた。
 一方的な右肩下がりから結構盛り返して、しかも認知度も上がったから来年以降も売り上げは期待できるかもしれない。でもいままで右肩下がりだったのも事実。今年が特異なだけたったかもしれない。そりゃ判断しづらいわ。
 2010年までってのが妥当かどうかはわからないけど、少なくとも判断時期を延ばすっていうのはいい判断だと思う。


吉野家。あれが非難されるなら大食いやテラマックはどうなのよ、なんて思う人もいるんだろうけど、個人的には大食いやテラマックなどとはちょっと違うなぁと。まず大食いの場合は、食い切るわけだし、ギャル曽根を筆頭に最近はあんま汚い食べ方もしてないように見えるし、だからそもそも食品を粗末にはしていないかと。
 んで、テラマックに関しては、食品を粗末にしていないとは言い切れないから叩かれてもしょうがない気もするけど、身銭切ってるし、あの価格競争によってハンバーガー50個注文とかもネタとして成立しないぐらい陳腐化・一般化しちゃってるわけだし、メガマックが出たあたりから(もしくはダブルマックorビックマックあたりから)誰かがネタでやるだろって予想もついていただろうし、もっといえばメガマックなんてのはつまりジャンクフードを重ねまくるのはOKってのを販売側が公式に認めちゃってるようなものなわけで、だから今回の件とは違うかと。確かに粗末にはしてるだろうけど、多少粗末にしてもいいのかもって印象があって、そのうえでネタ度が粗末度を上回ってたと。
 で、今回の件で重要なのは、「食べ物を粗末にしたか否か」以上に「誰が粗末にしたのか」っていう点かと。こんなに叩かれたのは店員がやったからでしょ。店員側は食品を粗末にしたらやっぱアウトでしょ。テラマックも店の厨房で作ってたらアウトだろうし。