たまには競馬の話でも。

こないだシンガポールで国際G1が行われ、シャドウゲイトが勝利、2着もコスモバルクで日本馬ワンツーと最高の結果になったわけで。
この結果自体も喜ばしいんだけど、それ以上にこの賞金の加算で実力のある逃げ馬2頭が今後も国内G1路線にコンスタントに出れるのがうれしい。
やっぱ強い逃げ馬がいたほうがレースは面白いと思うのよ。ペースがよどまないからただの上がり勝負になりにくいし。あと逃げ馬をどこで潰すのか有力先行馬の駆け引きも見所だし。


いい意味で群雄割拠、悪い意味で王者不在な現状だけど、こう見ると今年は実はかなり面白い面子なのかも。
逃げ馬は、上の2頭に加えて古馬なら昨年クラシックを湧かせたアドマイヤメインマイラーズCで鮮やかな逃げ切りを決めたコンゴウリキシオーがいるし、3歳馬ならこないだ皐月賞を途中から逃げて勝ったヴィクトリーもいる。易々とはつかまらない強者ぞろいである。
これらを潰しに行く先行馬には、なんと言っても現在中長距離の大将格のメイショウサムソンとマイル大将格のダイワメジャーがいる。長距離ならデルタブルースも強いし、メルボルンC、有馬と暮れに2着がつづいたポップロックもG1を勝っておかしくないレベル。
末脚で前に行く馬をまとめて抜きさりに行く差し追い込み勢では、海外G1で好成績を連発しているアドマイヤムーンの存在が際立っている。3歳なら勝負根性で相手をねじ伏せるフサイチホウオーが強い。なんと言っても3歳にしてJCを勝ったジャンポケの遺伝子を次ぐ者である。


宝塚はちと厳しいかもしれないが、ドリパスも戻ってくる秋G1戦線あたりはかなり楽しみ。というかこんだけしぶとい逃げ馬が集まったのって久々な気が。