ネットって怖いよね

一度ネットに上がったものは60億人の人に見られ、また100年かかっても消えない。いや、言いすぎだけど、それぐらい一度あがったものは多くの人の目にさらされる可能性があり、またすぐには消えないもの。どこからもアクセス可能なのはいうまでもなく、キャッシュやアーカイブに残るし、ソーシャルブックマークなんかにも記事の内容が残る。あがったものに言及したブログには引用された部分が残るだろうし、ネタ・ツッコミ・祭りに発展したら削除対策として画像として保存されてしまう。
それにもかかわらずそれをあまり意識せずにネットを利用している人もいる。彼氏に送るメールを間違ってブログにあげるアイドルだったり、自分の万引きや器物破損をネタにする勘違い野郎だったり、世間の空気も読めず自分の知識のなさに無自覚のまま批判するジャーナリストだったり。
思うにこれらの人には2つ問題点がある。
第一にネットというものへの意識の低さ。ネットに参加するハードルがかなり低くなってるからといって、ネットにあげていいもの悪いもののハードル自体は決して下がっていない。ネットは公に開かれているもの。ネットに上げるということは、ある意味ではそこらへんの道で大声でしゃべり、なおかつそれが録音されるということ。
第二に上げてしまったあとの行動。多くの人から突っ込みを受けた場合、なぜかこの手の人たちは、記事の削除・ブログの閉鎖という行動に出ることが多い。しかし初めに書いたように、一度あがったものはネット上から消えることはない。逆にその削除という行動が隠蔽と見られもっと突っ込みを受けることもある。
当たり前のことだがもうちょっと慎重さを持つべき。また過ちを犯してしまったら、素直に謝ってしまうべき。削除もできないし反論もできないのだから。


・・・・・・NHKとカーリングを批判した記事が削除されたのを受けてちょっと考えをまとめるために書いてみた。まあ当然のことを言ってるだけだが。