日本代表

タイトルはnakata.net Hide's Mail 2005.11.21より。
サッカーでいう選手の第3者視点ってのは、集中力が研ぎ澄まされたときに感じる、フィールドを上から見下ろしている感覚、フィールドすべてを把握しているような感覚をさすことが多いけど、ここでいう第3者視点ってのはそれとは違い、ふと試合中に我に返ってしまったという感覚のようです。詳しくはhttp://nakata.net/jp/hidesmail/hml257.htm
確かに今の日本代表は、目標や課題ばかりが先走って、どうそれに向かえばいいのか、何をやればいいのかを見失っているような感じがする。それはチーム然り、協会然り、サポーター然り。
意図が明確でなく、試合中に我に返ってしまう選手が出るてしまうマッチメイクをする協会。かなり柔軟性のあるチームにはなったが、ここ半年では松井や駒野の加入以外に前進がなく、与えられた試合に意味を見出しきれていない現場。応援なのかただ遊びに行っているのかわからない、携帯片手に応援するファン(あえてサポーターではなくファンといわせていただく)。その中でもファンの部分はかなり危機的で、日韓WC以降ファンが増えたはいいが、その多くがミーハーから脱しておらず、さらに代表戦のチケット販売方法と相まって、現場の応援がただの高校サッカー的応援になってたりする。
ネット上で現状を危惧する意見をよく見かけるし、ほかでもその度合いの違いはありつつもしっかり現状を認識しようとしている人はいるのだろう。しかし、それはファンのごく一部のサポーターに過ぎず、大多数は現状にほぼ満足で、というか盛り上がれれば満足で、しかもそれはエンタメ的な盛り上がりで、実は代表に熱中しているわけではないのかもしれないと思われてしまう。
それにしてもどこに向かっていくんだろうかねぇ。このままグダグダで本番迎えたら、グループリーグ最下位とかも全然ありうるかと。